米国においてオープンソース・ライセンスが契約ではなく「著作権の一方的な許諾」であると長らく見做され、Jacobsen v. Katzerの訴訟でその効力が法的にも認められるようになった流れは前回の記事で解説したが、一方で続きを読む “契約としてのオープンソース・ライセンスの歴史と現実に迫る違反リスク :契約×著作権の二層執行の時代へ”
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OpenMDWライセンス初期評価:オープンAIライセンスの革命か、オープンウォッシュの免罪符か?
オープンソースライセンスで頒布されるAIモデルが増えてきてはいるが、トレーニングデータを含めた全ての関連コンポーネントがオープンであるAIシステムには幾つかの有望なシステムが生まれているものの未だ発展途上にあると言える。続きを読む “OpenMDWライセンス初期評価:オープンAIライセンスの革命か、オープンウォッシュの免罪符か?”
オープンソースプロジェクトはAI生成コードをどのように受け入れるべきか? — QEMUの禁止ポリシーからの教訓
QEMUプロジェクトは、AIツールによって生成されたコードによる貢献を拒否する方針を正式に取り決めた。その核心的な理由は、貢献者が提出するパッチの正当性を証明するために用いているDeveloper’s Cer続きを読む “オープンソースプロジェクトはAI生成コードをどのように受け入れるべきか? — QEMUの禁止ポリシーからの教訓”
何故、DebConfは日本で未開催なのか?自由の闘士を来日させる道程
Debian Projectが毎年開催している開発者会議「DebConf」というイベントがある。もう随分と長い歴史があるのだが、一度として日本で開催したことはない。日本ではDebian GNU/Linuxが受け入れられて続きを読む “何故、DebConfは日本で未開催なのか?自由の闘士を来日させる道程”
AIモデルがオープンソースであるために完全な学習データの公開は必要なのか?
DeepSeekは世界に衝撃を与えているが、その要因としては、中国から米国の巨大AIベンダーを脅かす新たな勢力が現れたことに加え、AIモデルがMITライセンスというオープンソースライセンスでも頒布されている点が大きいと考続きを読む “AIモデルがオープンソースであるために完全な学習データの公開は必要なのか?”
DeepSeekは何故ユーザーの検閲を行いつつオープンソースなのか? – 中国における生成AI規制
DeepSeekアプリがユーザーの入力や出力といった情報を中国内のどこかに送信している可能性について世界中で大騒ぎとなっているが、これは特に今始まったことではなく中国の国内法に依拠する問題である。元々この文書、というより続きを読む “DeepSeekは何故ユーザーの検閲を行いつつオープンソースなのか? – 中国における生成AI規制”
Llamaライセンス契約のオープンソースへの適合性について
Meta Platforms社が開発するAIモデルのシリーズである「Llama」は、高性能で費用対効果が高く、比較的寛容な条件で頒布されていると多くの人々から見做されていることからシステムへの採用や派生モデルの開発等の利続きを読む “Llamaライセンス契約のオープンソースへの適合性について”
オープンソースAIとは何か? – Open Source AI Definition策定経緯とドラフト版概説
オープンソースAI(Open Source AI)とは、オープンソースの状態にあるAIシステムのことである。これはある意味で自明なのではあるが、「オープンソースの定義」(OSD)を管理している米国の非営利団体Open S続きを読む “オープンソースAIとは何か? – Open Source AI Definition策定経緯とドラフト版概説”
「頒布」という訳語を使用するのは何故か?
オープンソースに限らずソフトウェア業界においては、distributeもしくはdistributionという単語を使用することが多い。そして、その単語への日本語訳としては「配布」を割り当てることが多いだろう。しかしながら続きを読む “「頒布」という訳語を使用するのは何故か?”
何故オープンソースはパブリックドメインを含まないのか?
著作権関連の話題においてパブリックドメイン(Public Domain、公有)という言葉がしばしば出てくる。このパブリックドメインという言葉は特にソフトウェアの業界では根強く誤解されてきた用語であり、現在では少なくなった続きを読む “何故オープンソースはパブリックドメインを含まないのか?”
オープンソースと自由ソフトウェアの違い
オープンソースという用語は自由ソフトウェア(Free Software)という用語を置き換えるために作られたのは周知の事実である。それならば、両者の意味する所は全く同じであるはずであるが、歴史的経緯により両者には別々にそ続きを読む “オープンソースと自由ソフトウェアの違い”
定義から見るオープンソースに至るまでの歴史
「オープンソースの定義」はDebianフリーソフトウェア・ガイドライン(DFSG)を流用したことは周知の事実であるが、何故Debianプロジェクトは一般的にはFree Softwareという用語の祖とも管理者ともみなされ続きを読む “定義から見るオープンソースに至るまでの歴史”
何故、TerraformのBUSL-1.1へのライセンス変更は反発を受けたのか?
2023年8月10日、長らくオープンソース業界の優等生として一般的に扱われてきたHashiCorp社がTerraformを含む全ての製品と幾つかのライブラリの将来のリリースについて、Mozilla Public Lice続きを読む “何故、TerraformのBUSL-1.1へのライセンス変更は反発を受けたのか?”
SSPLのライセンス条文とその適格性に関するメモ
SSPL(Server Side Public License)は2018年10月にMongoDB社が発表したライセンスである。MongoDBはそれまでAGPLv3(GNU Affero General Public L続きを読む “SSPLのライセンス条文とその適格性に関するメモ”
日米OSDN離合集散、苦闘の21年史
ついに退職エントリだ。米国のオープンソース・ムーブメントを日本で再現するためのコアを作るために民間企業へやってきたはずだった。それから21年、随分と長い航海になってしまったが、結局様々な尻拭いを続けてきたという感慨ばかりが起きてくる。
オープンソース・プログラム・オフィスとは何か? (ぼくがかんがえた最強のOSPO)
GoogleやMicrosoftといったビッグテックにOpen Source Program Office (OSPO)という部署が存在することは日本でも知られているが、現在では多くのグローバルIT企業にも同名の部署が存在する。近年では中国系の企業での設置が目立つが、日本でもサイボウズ、メルカリといった企業には存在するようだ。
オープンソースはソフトウェア限定の用語なのか?
オープンソースという語はフリーソフトウェアを意味すると考えるべきであり、誰がどのような目的でも自由に実行、コピー、研究、変更、頒布できる権利があるソフトウェアであるということを多くの人に留意してもらいたい。