OSSという日本でしか通用しない三文字略語について

OSSとは… 20年前はOpen Sound Systemを意味する略語のことだった。「OSS」とぐぐって見れば分かるが、アメリカではOffice of Strategic Servicesがトップページを占拠する。Office of Strategic Servicesは第二次大戦時に設立された情報機関で現在のCIAの前身組織である。フランス語ではそれに加えてスパイ小説「OSS 117」の情報が加わり、ドイツ語になるとオランダの地方都市であるOSSの地図が大きく表示される。極めつけに国をブラジル(ポルトガル語)で検索すると日本の武道の影響からの「押忍」を意味するOSSで全て埋まる。

オープンソースはソフトウェア限定の用語なのか?

オープンソースという語はフリーソフトウェアを意味すると考えるべきであり、誰がどのような目的でも自由に実行、コピー、研究、変更、頒布できる権利があるソフトウェアであるということを多くの人に留意してもらいたい。

ドットコムバブルの終焉とVA Linux Systemsの崩壊

LinuxWorldの基調講演という場で華々しく発表されたAndover.netの買収はオープンソースコミュニティへは大きなインパクトを与えたが、市場の反応はその逆だった。ハードウェア事業とはかけ離れた事業に大きく投資す続きを読む “ドットコムバブルの終焉とVA Linux Systemsの崩壊”

何故、VA LinuxはAndoverを買ったのか?

1999年12月9日、VA Linux社は驚異的なIPOを成し遂げたが、直近四半期の売上は1,700万ドル、資産もほとんどがIPOで得た現金であり、1億5000万ドル程度の規模でしかなかった。 100億ドルに迫る時価総額続きを読む “何故、VA LinuxはAndoverを買ったのか?”

VA LinuxのIPO:13ドル、23ドル、30ドル、そして 300ドルへ

LinuxOneの騒動でまだコミュニティがごたついていた1999年10月8日、とうとうVA Linux Systems社がIPOを申請した。Red Hatの後に何故か間に3社が挟まれ、それぞれ印象的な結果を残したが、市場続きを読む “VA LinuxのIPO:13ドル、23ドル、30ドル、そして 300ドルへ”

Red Hat、Cobalt、Andover、そしてLinuxOne?のIPO

1999年、シリコンバレー周辺地域はバブルに浮かれていた。インターネットが少しずつ利用を広げる内にインターネットが世界を一変させるという過度な期待が先行するようになり、また当時の金融政策の影響もあって、利益の裏付けどころ続きを読む “Red Hat、Cobalt、Andover、そしてLinuxOne?のIPO”

バブル期までのLinuxイベント

SNSのTLをだらだらと眺めていると何やらイベントらしき写真が流れてきた。Open Source Summit Japanというイベントが開催中らしい。今時にオープンソースイベントか!と若干心が踊りつつ、アクセスしてみる続きを読む “バブル期までのLinuxイベント”

オープンソースバブルへの道、VA ResearchからVA Linuxへ

オープンソースという言葉がVA Research社のオフィスで誕生して以降、VAを取り巻くビジネス環境は激変することになった。 創業からの数年間は成長とは言っても微々たるものであり、200万ドル程度の年商、つまり当時の秋続きを読む “オープンソースバブルへの道、VA ResearchからVA Linuxへ”

オープンソースの誕生

VA Researchの歴史においてオープンソースは外せない話題であるが、特に1998年の2月から4月までの期間はVAを抜きにしてもオープンソースにとって極めて重要な出来事が多いのでやや詳細に書いていく。現在、一般的にオ続きを読む “オープンソースの誕生”

オープンソースの源流、VAリサーチ社の黎明期

昔々、VA Researchという会社がシリコンバレーにあった。この社名を知っている人は日本ではほとんど存在しないが、この会社はVA Linux Systemsと名を変え、その後に歴史的な株式公開を果たして上場会社となっ続きを読む “オープンソースの源流、VAリサーチ社の黎明期”

コミュニティにとって望ましくない商標登録出願に対する特許庁への情報提供の方法について

私が商標関連でかなりの個人資金を使ってまで悪戦苦闘していたのは、もう10年前のことだ。その当時の私の経験や世界的にいろいろ発生した商標関連の事件のおかげで、オープンソースコミュニティには対処スキルが蓄積されたと思っていた続きを読む “コミュニティにとって望ましくない商標登録出願に対する特許庁への情報提供の方法について”

オープンソース開発者を雇う前に解決すべき課題

オープンソース開発者を雇いたい、と考えている企業は最近では珍しくないのかもしれない。その動機は様々だと思われるが、ここではその前に企業として考えておくべきことを幾つか述べることとする。